ステーションモードの利用

最終更新: 2017/8

ステーション(STA)モードとは、FlashAirを無線LAN子機として使うモードです。 本チュートリアルでは、STAモードに設定する方法を解説します。

概要

アクセスポイントモード

通常、FlashAirはアクセスポイント(AP)モードになっており、いわゆる無線LAN親機として動作しています。 PCやスマートフォンなどのデバイスは、無線LAN子機としてFlashAirに接続します。 FlashAirに接続中は、他の無線LAN親機とは接続できません。 このため、インターネットにアクセスできなくなったりします。

アクセスポイントモードの接続

ステーションモード

FlashAirをSTAモードにすることで、FlashAirを既に存在するの無線LANの子機として動作させることができます。 デバイスはインターネットにアクセスできる無線LANに接続したまま、FlashAirにアクセスすることができるようになります。

ステーションモードの接続

設定方法

STAモードへ変更するには、FlashAirの動作モードや無線LAN親機の情報、FlashAirカードを識別する名前の設定などを行う必要があります。 変更には、CONFIGファイルを直接変更する方法と、config.cgiを利用する方法の2通りがあります。

変更する項目

以下の4つの情報を変更する必要があります。 括弧内は APIガイド / CONFIGファイルの対応するパラメータ名です。

動作モード (APPMODE)
パラメータに 5を指定し、インフラストラクチャ・モードのステーション動作に変更します。
無線LAN SSID (APPSSID)
接続先無線LANのSSIDを指定します。
無線LAN ネットワークパスワード (APPNETWORKKEY)
接続先無線LANのネットワークキーを指定します。
FlashAir識別名 (APPNAME)
接続無線LANの中でFlashAirカードを特定するための名前を指定します。

方法1: 設定ファイルを直接編集する

/SD_WLAN/CONFIGをエディタ等で開き、前述のパラメータを編集します。 このフォルダは隠しフォルダとなっていますので、隠しフォルダを扱う事が出来るツールを使いましょう。
(Macの場合は /Volumes/(ボリュームラベル名)/SD_WLAN/CONFIGです。)
パラメータが存在しない場合は新しく行を追加してください。 パラメータの順序は問いません。

編集後は、たとえば下記のようになります。

APPMODE=5
APPNAME=myflashair
APPSSID=FOOSSID
APPNETWORKKEY=password0123
CIPATH=/DCIM/100__TSB/FA000001.JPG
VERSION=F19BAW3AW2.00.00
CID=02544d535730384708c00b7d7800d201
PRODUCT=FlashAir
VENDOR=TOSHIBA
MASTERCODE=18002d4ff0a2

方法2: config.cgiを利用する場合

FlashAir識別名(APPNAME)以外の項目については、 config.cgiを使用してネットワーク経由で変更することもできます。

設定変更にはマスターコードが必要になります。未設定ならば、事前に設定しておきましょう。

マスターコードを設定するためのCGI呼び出し例

http://flashair/config.cgi?MASTERCODE=18002d4ff0a2

変更するためのCGI呼び出し例

http://flashair/config.cgi?MASTERCODE=18002d4ff0a2&APPMODE=5&APPSSID=FOOSSID&APPNETWORKKEY=password0123

コマンドを発行するとFlashAirが再起動するため、通信が切断されます。

FlashAirへのアクセス方法

ステーションモードに設定されたFlashAirは、 同じ無線LAN親機に接続されたPCやスマートフォン等のデバイスからアクセスすることができます。

例えばウェブブラウザで、先ほど設定したFlashAir識別名(APPNAME)を用いて、下記のように指定します。 ブラウザユーティリティの画面が見えれば成功です。

http://myflashair/

Macの場合は、下記のようになります。

http://myflashair.local/

重要: Androidの場合は、下記の使用上の注意をご覧ください。

使用上の注意

複数のFlashAirを同時に使用する場合

同一の無線LANネットワーク内で複数のFlashAirを使用する場合は、 FlashAir識別名(APPNAME)をすべて異なるものに設定してください。

対応プロトコルによる問題

FlashAirは、他のデバイスからFlashAirを識別するための仕組み(プロトコル)として、NetBIOS over TCP/IPとBonjourに対応しています(注)。 FlashAirにうまくアクセスできない場合、 接続に使用するデバイスまたは使用している無線LAN親機が、これらのプロトコルに対応しているか確認ください。

特に、Androidは通常これらのプロトコルに対応していません。

これらのプロトコルに対応してない場合は、代わりにIPアドレスを使うことでアクセスできます。 無線LAN親機がデバイスに割り当てたIPアドレスが 192.168.0.2の場合、以下のようにします。

http://192.168.0.2/

重要: Bonjourのサービスアナウンスには対応していません。


ステーションモードでFlashAirに接続できない時

APPMODE=5に設定後、FlashAirに接続できない場合以下を確認してください。

FlashAirとルーターの距離は適切ですか?
FlashAirとルーターの距離が離れすぎていると接続が不安定になることがあります。また、接続距離は障害物やネットワーク環境により変わります。FlashAirとルーターを近付ける、ルーターの置く場所を変える等お試しください。
カメラ等SDメモリカードスロット機器側から電源供給されていますか?
FlashAirを入れた機器の自動電源OFF機能が働いている場合接続できません。自動電源機能をOFFにするか、自動電源OFFまでの時間を長くしてください。
ルーターに接続されていますか?
ルーターとの接続が完了していない場合接続出来ません。ルーターの設定画面にFlashAirのMACアドレスが表示されているか確認し、接続されていない場合は、CONFIGファイルの APPSSIDAPPNETWORKKEYを確認してください。
Wifi周波数帯は対応規格内ですか?
FlashAirの無線LAN機能は、2.4GHz帯の電波を使用します。2.4GHz帯以外のWifi接続を設定している場合は変更してください。
有効チャネルで接続されていますか?
有効チャネル:1ch (2,412MHz) から11ch (2,462MHz) の帯域を使用してください。
同じ名前のFlashAirが同一ネットワークに存在していませんか?
同一ネットワーク内で APPNAMEは単一でなければなりません。複数のFlashAirを接続する場合は APPNAMEを利用して個別にFlashAirを認識してアクセスする方法をご覧ください。
iSDIO機器共通の無線LAN設定を行う際、CONFIGに[WLANSD]が設定されていますか?
iSDIO機器共通の無線LAN設定を行う場合は、CONFIGに [WLANSD]を追加する必要があります。詳しくは CONFIG記載例をご覧ください。
APモードで接続できますか?
APPMODE=4にし、FlashAirを無線LAN親機として動作させてください。動作しない場合はFlashAir自体に問題が発生している可能性があります。
FlashAirをスマートフォンのテザリング機能で接続できますか?
スマートフォンのテザリング機能を用いたらステーションモードで接続できたという場合は、ルーターに問題が発生している可能性があります。ルーターの設定をご確認ください。

参考 http://flashair/でFlashAirにアクセスするとリダイレクトループが発生することがあります。CONFIGでIPアドレスを設定してFlashAirへアクセスしてください。 IPアドレスを設定して個別にFlashAirを認識してアクセスする方法を参考に設定を行ってください。


FAQや東芝メモリのFAQも合わせてご確認ください。